これからの教育について考える vol.1 「スウェーデンで目の当たりにした文化間の壁、本当のグローバル教育とは何なのか?」

2016年11月26日(土)、「これからの教育について考える vol.1」をDコートにて開催しました。

記念すべき第1回目は、スウェーデンでスウェーデン語教師をしている宮本三千代さんをゲストに迎え、「グローバル教育」をテーマに語っていただきました。

宮本さんは、2011年にスウェーデンに移住して以来、移民を対象にスウェーデン語教師として活動しています。

自らも外国人としてスウェーデン社会に生きることの意味を少しでも知っている者として、移民たちの新生活への順応をサポートしたいという思いから、移民がスウェーデン人になることではなく、"文化と文化の間に生きる人間"として、いかに生きていくのかをスウェーデン語を通じて考えていけるような授業を目指しているそうです。

これからの教育について考える

「これからの教育について考える」は、ゲストをお招きしてDコート代表の髙柳とゲストが未来の教育について語るトークイベントです。

なぜ、このようなイベントを企画したのかというと、「これからの教育がどうなっていくのか」カジュアルに語り合える場がなかったからです。

 

今、時代は激変しています。たとえば、テクノロジーの進歩などによって、今の子どもたちがおとなになる頃には、今ある仕事の半分はなくなるとも言われています。

社会が変わっていく中で教育は変わっていくべきか、変わらないべきか。また変わっていくのだとしたらどのように変わるべきか、など様々な見解があるでしょう。

それにも関わらず、カジュアルに意見交換ができる場所がないのです(カジュアルに、というのがポイントです)。

答えのないテーマだからこそ、さまざまな意見に触れ、自分の頭で考えることを推奨したいです。

普段Dコートでは、こうした考えるきっかけとなる場を子どもたちに提供していますが、大人もまた考えていかなければならないと痛感しています。

 

そのような背景で、保護者の方や社会人を対象に、教育について考えるきっかけをつくりたいと思って実現したのがこのイベントです。

 

本当のグローバル教育とは何なのか

登壇した2人が共通して言ったことを最後に送ります。

 

「同じ」からはじめるのではなく、「違う」からはじめていくこと。

キーワードは「多様性」。

参加者の方からは、「グローバル教育というと、英語を思い浮かべがちだけど、英語はあくまで道具。伝わればいいからジャパニーズイングリッシュで構わない。それよりも、異なる人と関わっていけるコミュニケーション力が大切だと思う」というような意見も出てきました。

コミュニケーションの重要性を改めて感じさせてくれた意見でした。

 

Dコートでは、「ディスカッション」を通じて、第三者の様々な視点や自分を知る機会、総合的なコミュニケーション能力の向上を目指し、結果答えのない時代を生き抜いていける豊かな判断基準を育むスクールです。

新しい教育のかたちではありますが、ご興味ございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

【イベント概要】

「これからの教育について考える vol.1 〜スウェーデンで目の当たりにした文化間の壁、本当のグローバル教育とは何なのか〜」

日程:2016年11月26日(土)

時間:14時00分〜16時00分

会場:ディスカッションの学びの空間 Dコート

(福岡市南区高宮3−9−5 向栄ビル3階)

料金:無料(大人1,500円)

主催:ディスカッションの学びの空間 Dコート


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